ニキビの治療
ニキビ治療には次のようなものがあります。
ニキビ治療について
ニキビのでき方は人間の生活リズム、体のサイクルによりかなり状態は異なります。人間が生きている限り、ある程度はニキビができるのはやむを得ないということです。ただ、そのニキビをひどくしないことは大切です。又、ニキビができないようにできたらベターと言えます。
ニキビの治療には特効薬はありません。気長に漢方薬、ビタミン剤、抗生物質、軟膏、クリームを使用するのです。うまくその薬に波長が合ったら、ニキビは簡単に治ることもあります。
主治医の先生によく相談して、薬を出してもらうといいでしょう。
治療薬
治療には、外用薬と内服薬があり患者様のニキビの状態や肌質に合わせた治療の組み合わせが大切です。
最近は、毛穴の角質増殖を抑えるレチノイド外用薬や過酸化ベンゾイルの外用薬が使用されることが多くなりました。アクネ桿菌を抑える抗菌剤の内服・外用が併用されることもあります。
放置してしまうと、ニキビ痕が残ってしまうこともありますので、症状がひどくなる前に、早めにご相談ください。
【外用薬】
- アダパレン(ディフェリン)ゲル:毛穴のつまりを取り除きます。
- 抗生物質:細菌の繁殖を抑えます。
- イオウカンフルローション:毛穴のつまりを取り除きます。
- 非ステロイド消炎鎮痛剤:炎症を抑えます。
【内服薬】
- ビタミン剤:皮脂の分泌を抑え肌質の調整を行います。
- 抗生物質:細菌の繁殖を抑え、菌のもっているリパーゼ活性や好中球走化因子の分泌を抑制します。
- 漢方薬:体質改善を図ります。
日常のケア
【洗顔について】
正しい洗顔の方法を覚えることで、ニキビ予防や対策ができます。
- 洗顔料は、泡立ちや泡切れのよい弱アルカリ性タイプがお勧めです。
- 清潔に保つことが大事ですが、洗いすぎはかえってよくありません。 皮脂の分泌が多い人でも1日2~3回くらいを目安に優しく強くこすらないように洗いましょう。
- ホットタオルで毛穴を開かせた後、しっかり泡立て、ぬるま湯で顔を包み込むように洗いましょう。
- クレンジングとウォッシングのダブル洗顔を行うことで皮脂や汚れをよく落とします。
【食事について】
食事は偏りなく野菜も接種するように心がけましょう。
- ビタミンB2:ニキビの原因につながる脂質を体の中でコントロールする働きがあります
- ビタミンB6:正常なターンオーバー(肌の代謝)を補助するタンパク質の再合成をする働きがあります
- ビタミンC:コラーゲンの形成や、鉄分を吸収する働きがあります。